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「さんふらわぁ」の出来事

今年(令和元年)のGWは、きっとポコピカソンのHPを商船三井フェリー(大洗港〜苫小牧港)さんふらわぁにご乗船いただいた方が開けて見ていただいてるかと思います。

どうもありがとうございます。(*≧∀≦*)

こんにちは!バルーンパフォーマーのなっきーです。

今回は、毎回多くのファミリーの皆様に船内イベントに参加していただきまして、色々な楽しい出来事もありました。

船内での思い出の一コマ、いくつか報告します。

毎回ショーの最後には、なっきーの衣装のバルーン帽子をじゃんけんして、勝ったお友達にプレゼントしています。

数日前、偶然にもなっきーと一緒の乗船だった女の子姉妹。

行きの時もジャンケンで負けちゃって、涙して。

帰りの時も、ジャンケン負けちゃって、涙して。

なので、船を降りる前に、笑顔になってもらいました!

なっきーもとびきりの笑顔ですねー(笑)

船内で出会う皆さま、タイミングでこんな事も起きたりします。

結構、ママやパパの声かけや、ふとしたタイミングで繋がるんですよ。

不思議なんですが、これもきっと、縁なのでしょうね(*^▽^*)

次に出会ったのは、お母様です。

なんと、平成最後の日に10日も早い陣痛がきて、令和になって、孫ちゃんが誕生したそうです。

今日はこれから、赤ちゃんに会いに行くんですって!

そこで、記念のバルーンを作りましたよ🎶

これも縁ですね。(*´꒳`*)

頑張ったママも、小さなお子様も、バルーンで
喜んでいただけたら、嬉しいです。

さぁ、感激したのが、この男の子。

なんと!旅行の行きになっきーから大きな魚の作品をもらい、大切にずっと持っていてくれて、4/26〜5/5って!10日間ですよ!

すごいです!

偶然にも、帰りのイベントでは、こどもの日にしか作らない「こいのぼり」をGET!

なんと、この男の子は、ショーの案内放送が入ったら、1番最初に来てくれて、ずっと待っていてくれたのです。

ママから「もうなっきーのこと気に入って」って\(//∇//)\

恥ずかしいですが、素直にすごく嬉しかったです。

でも、こんな風に、2回も!もらえちゃうなんて!

あり得ない偶然です!

きっと、何か!不思議パワーを、(笑)
なっきーに送ってくれていたのでしょうね♬

最後は、ちょっとだけ悲しいお話です。

バルーンの健康体操の中で、小学生2年生くらいの男の子が、一人で参加していました。

周りのみんなは、親子で参加して、風船が作れない時に、親がフォローして、仲良く作品を作っていました。

ふと、その中で、作れない男の子がポツリ。

目が合った瞬間「ぼく、できないです」と、
「大丈夫。なっきーと、一緒に作ろうか!」と、ひねり出したら、目から大粒の涙。

「泣かなくていいよ。一緒にやったら、簡単にできるよ!」

私は、出来ないことへの悔しい、悲しい涙なのかな?

と、その時は感じました。

風船の作品が出来上がると、男の子の顔も、いくらか明るくなりました。

その後、イベントも終わり、作った作品を持って帰る人は、ビニールに入れてそれぞれのお部屋に戻って行きました。

でも、その男の子は「ビニール袋はいらない」と言います。

「でも、せっかく出来たのだから、お部屋に持って帰って見せてきてもいいよ」と言うと、首を横にふります。

「持って帰れないので、、、、」

そう言いながら、イスにちょこんと座っていたひざに、大粒の涙がポツポツ落ちはじめました。

男の子の手は、両手ひざの上でげんこつに握って、どんどんかたくなり、ぎゅっ、ぎゅっと、何度も何度も握りなおして、どれだけの我慢をしているのだろう、と、その姿を見ながら、なっきーも泣けてきました。

なっきーと一緒に作った作品。

「じゃ、なっきーこれ、このお花欲しいな。もらってもいい?」

と声をかけたら、さらに大粒の涙が次々と流れたのです。

ポツポツ・・・・

こんな時、普通はどんな声かけをするのか、わかりませんが、なっきーは子供の時から、家族と上手く分かり合えなくて辛かったので、私の口から出たのは「いっぱい我慢することあるよね。きっといっぱいがまんしてるね」

「泣いていいよ」

もっと大粒の涙が流れ出ました。

その様子を見ていた女の子が近づいて来て、
「○○くん、同じクラスなの。」と。教えてくれました。

周りにいた大人の方は「すぐに泣いちゃう男の子ね」と、言ったけれど、「○○くんは、いつもは泣かないよ!」と、教えてくれました。

しばらく男の子の横に座って、背中にポンポンしながら一緒にいましたが、他のお客様からお声かけられ、少し離れている間に、男の子は姿を消してしまいました。

イスには、お花のバルーンが残っていました。

なっきーは何もできません。

その時、その時、楽しい思い出を作って、忘れちゃうけど、いつかまた、何かの時に思い出してもらえる、そんなパフォーマーでいたいです。

でも、今回の男の子にように、一緒に居られるあいだに、涙を流してもらったことに、これでもよかったのかな?

正解はわからないけど、ほんのちょっとでも、楽になる涙になってくれていたら、と、感じました。

フェリーでは、色々なドラマを伺うことがあります。

ショーが終わった後、こんな、なっきーに話したくなる方もいるようです。

ありがとうございます。

私は何もできませんが、お話をきいて、何かしらお気持ちがすっきりされるのであれば、私がそこに居ることの意味があるので、とても嬉しく思います。

「さんふらわあ」で、出会う皆様、本当にありがとうございます。

また次にお会いできるのを、楽しみにしております。

なっきー