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難し楽し、ショータイム

本日は横浜にある障がい福祉施設『青葉メゾン』でのパフォーマンスステージ。

青葉区の丘を少しだけクネクネと車を走らせると……。

ありました、ここです。


緑に囲まれた素敵な場所。

それにしても外は暑すぎる。

汗だくになりながらも、会場となる多目的ホールに、音響やら小道具やら衣装やらを運び込みます。

何度も車を往復し荷物を運んでいる最中、施設の利用者の方何名かとすれ違いました。

みなさん、すれ違う度に「おはよう」とあいさつをくれます。

嬉しいですね(^-^)

さて、今日のお客様はこの施設の利用者様方。

ほとんどが僕よりも年上の方々ばかり。

障がい者施設でショーをするのは今回で何度目だろう。

施設でのお仕事は何度かやらせていただいたけれど、利用者の方以外にも近隣のお子様もたくさん参加するイベントだったり、お子様の利用者様が含まれていたりで、今まではどれも子ども向けのショー構成でした。

しかし今回、子どもはいません。

みなさん大人です。

いつも子どもがノッてくれるネタが、今回のお客様にも伝わるのか? 同じように楽しめるのか?

知らないかもしれない歌は極力省き、やったことなくても楽しめそうな遊びネタをできるだけチョイス。

その場の雰囲気で臨機応変に変更したり調節したりできるように、ネタも多めに準備していきました。

そして、当日。

実際に利用者の方と挨拶を交わしたり、職員さんたちとの接し方を見たり、歩く様子、車椅子の数、みんなの表情など見させて頂いて、

「あの曲はやめてこっちの遊びにしよう」
「このネタやってもいけそうだな」

と色々見えてくるものがあります。

出番の直前まで、本当に悩みに悩みました。

そして悩み抜いた末のネタを引っさげて挑む本番。

いよいよスタートです。


みんな反応してくれるかな?
楽しんでくれるかな?

ドキドキしながら登場します。

最初は仲良くなるための手遊びやリズム遊びで様子をうかがいます。

やってくれてる!

施設の職員さんも一緒に参加してくれて、出だしはまずまずの反応。

いつもよりもゆっくり説明しながら進めていきます。

丁寧にね。


体を自由に動かして参加する方もいれば、うまく体は動かないけど楽しさを表情や声に表してくれる方など、みんな自分ができる自然な姿で参加してくれました。

普段の姿を毎日見ている職員さん方も、思わぬ反応に驚いたり、笑みがこぼれたり、恥ずかしがってうまく参加できない方の手を取って一緒にやってくれたり、サポートもバッチリ。

職員さんにもステージでお手伝いして頂きました。(リアクションが素敵でした☆)

歌やリズムで遊んだり、頭の体操やクイズ、不思議なこともたくさん盛り込んで、ほんとあっという間の60分。

ショーのラストには、お客様のひとりが「ありがとう!」と握手を求めてくるサプライズな1場面も(笑)


これはそんな素敵なワンショットです。

ショー終了後には皆さんと握手をしたり、写真を撮ったり、短い時間でしたが交流もさせて頂きました。


カメラを向けられるとね、みんなほんとにいい顔して笑ってくれるんだよね。

いつも見てる子どもたちと同じように。

終わったあとのこういうふれ合いタイムは、ショーを楽しんでくれたかどうかが伝わってくる貴重な時間。


子どもたちとは「ハイタ〜ッチ!」ってサクサクと触れ合うことが多いけど、今回は握手。

嬉しそうな人や恥ずかしそうな人、手の温度や握る強さもみんなそれぞれ。

みんなの手の温もりを感じて、今回の楽しい時間は終了です。

難しかったけど、楽しかったぁ。

すごく勉強になったし、またやりたいなって思える、とっても素敵なひとときでした。

一緒に遊んでくれたみなさん、本当にありがとう (*´∀`)♪

また遊んでくださいね☆

カナト