前回に引き続き、ポコピカソンとしてフェリーに乗らせて頂いた太平洋の旅の後編でございます。
画像のボリューム、いつもの2割、いや3割増しでお送りしますw
突然出演することになった、昨夜のイベントの翌日。
朝食を終えた後に行われるのがなっきーの「バルーン健康体操」イベント。
(奥で立って参加してくれているのは吉田船長。船長がここにいるということは、安全無事に運航している証拠なのです)
ポコピカの時とは一転。
ガニ股が許されない清楚な衣装に包まれて、太平洋の爽やかな朝陽を背景に、軽快な音楽に乗せたショータイムの始まりです。
心地良いストレッチから始まり、色鮮やかな風船を使った体と頭の体操。
大人が多めではありますが、なっきーの巧妙なトークに乗せられて、あやつり人形の如くまんまとこの時間を楽しんでくれています。
体操の後は、使った風船で簡単かわいいバルーンアート教室に流れていきます。
(ガニ股にならなくてホッとしますね)
なっきーお得意のこのショースタイルは、大人もこどもも皆が楽しめるうまく作られた構成です。
さすが。
さて、ここで参加して頂いた吉田船長から嬉しいサプライズが!
「ブリッジに案内するよ」
ブリッジとは、操舵室のこと。
計器やレーダーなど、操縦に必要な装置が配置され、船長ならびに航海士らが操船を行う場所です。
「やったー! 行きたい行きたい!」
中にはかっこいい制服の航海士さんらが。
大きな地図や双眼鏡や無線、僕ら素人にはなにがなんだかわからないレーダーやらスイッチ類を駆使して船の運航と乗客の安全を守っています。
かっ、かっこいい。
吉田船長も加わり、ますますかっこいい光景に。
いちいちかっこいいではないか!
こんな場所、映画かコナンでしか見たことない。
テンション上がりまくりのマヌケな凡人たちがここに。
ここから見える景色は、ここからしか見えない!
どの角度もいちいちかっこいい!
さぁ、いよいよ岸に近づいて参りました。
今から行われるのは、車で言うところの駐車です。
ここは船長の腕の見せ所。
無線を使い、日本語なのかなんなのかよく分からない専門用語で指示を仰ぎます。
かっこいい。
船長がかっこいいので僕もカッコつけてます。
見てみて!
近づいてきたよ!
船って、まっすぐドーンって停めるわけじゃなくて船を直前に横向きに方向転換して、岸ギリギリに停めるんです。
波のある海の上をこんな大きな船がピタっと数センチの隙間を空けて停まる仕組みが全くわからん!
ただただ関心しているうちに、苫小牧に無事到着。
ここでさらに船長からサプライズが。
「この後夕方まで時間あるから苫小牧を案内するよ」
こんなことってありますか。
あるんでしょうか。
あるんですね。
というわけで、٩(.^∀^.)งLet’s go
なっきー号に3人乗り込み苫小牧を走ります。
まずは展望台に行こうと吉田船長に勧められて向かった先は…..
苫小牧緑ヶ丘公園。
ここに展望台があるのです。
入口には観光地お馴染みの穴あきパネルが。
真っ先に穴から顔を出したのが吉田船長。
まてまてまて!「負けてられるか」と僕も。
船長押しのけ、船長よりも穴から顔を出します。
そしてもちろん写り込むお茶目な船長。
展望台に登るとそこから見える景色はなんとも…….苫小牧。
展望台から見る景色はその地域の色が出ますよね。
なんというか、優雅に広いの。
ほのぼの広い。
展望台を後にした吉田船長御一行は、凍って滑りそうな大地を転ばないように、じいさんばあさんさながらそろりそろりと歩き、再びなっきー号に乗り込みます。
次に向かうはいずこ。
吉田船長の続いてのご提案は「チップ、食べに行こう」。
チップ?
まず頭に浮かんだのがディズニーキャラクターのチップとデールのチップ。
でもそんなわけないなと話を聞いてみると、なんでもお魚の名前のこと。
正式名は「ヒメマス」で、サケの一種だそう。
支笏湖にしか生息しない希少なお魚で、名前の由来はアイヌ語で薄い魚のことを「カパチェプ」と言うのだが、その中の魚を意味する「チェプ」が訛って「チップ」になったんだって。
( ゚д゚)ヘェ
ということで、次はそのチップが食べれるという支笏湖へ。
駐車場に停めて周辺を歩くと何やら大きな氷のかまくらが。
一同 「なにこれー!」
ホントなにこれ…..。
早速興味深々に触りに行く人↓
「ひゃー! 冷たいー!!!」
当たり前やないか。
中に入ってみると、どうやら氷祭り的な事をやっているらしい。
そんな時の吉田船長の決断は早い。
「入りましょ」
と早々にチケット代を払いチケットを渡される我々。
なにがあるんだこの先に。
ただでさえ寒いのに氷の中に入って行こうとはなんてチャレンジ精神旺盛なのだ。
冒険王の成すがままに恐る恐る(というか凍え凍え)入ったその先には…….。
デデーン!!!!!
Σ(゚д゚;)!
そびえ立つ氷のタワー。
なんじゃこれは!!!
ここで開催されていたのは支笏湖名物「氷濤祭り」。
しかもこの日から開催されていたのだ。
我々が訪れたこの日からの開催で、なんなら次回フェリーに乗る時にはもうイベント自体やっていない。
なんていい日に来たのだ!
ミラクルラッキー・ポコピカソン。
中は幻想的な氷の世界。
まるでアナと雪の女王の世界ではないか!
もちろん撮って撮ってとはしゃぐなっきー様。
ホッキョクグマのつもりかい。
僕も負けじと撮って撮ってとはしゃぎます。
寒すぎてマスク取るのを断念しましたが、ポーズだけは決めてます。
そもそも真冬の北海道に行くカッコじゃない僕。
そりゃ寒いわ。
いやでもホント寒いけど、寒さ忘れるくらいの別世界。
色んな企業が個性豊かな氷の部屋を作っており、ユニークな氷の世界が広がっております。
賽銭箱の上に貼りつく小銭たち。
氷の中を泳ぐ魚たち。
中にはこんな緑の別世界も。
中って風がないせいか、寒くない気がする上に、緑の中にいると何故か暖かく感じるほど。
入口からは想像もつかない広大な氷の世界を堪能した3人は、本来の目的であったチップが食べれるお店に向かいます。
冬場のチップが食べれるオススメのお店はこちら「昭和物産」さん。
チップの漁期は夏なのでこの時期はお刺身などは食べれませんが、冷凍されたチップくんの塩焼きを頂きました。
初めて食べるチップの塩焼きは絶品。
次回は漁期を狙って刺身を食べるの決定ですな。
さて、そんなこんなでそろそろ夕方。
苫小牧の吉田船長オススメスポットをいくつか案内して頂いているうちに船に戻る時間が近づいて参りました。
船に戻るとまた前日と同じく夜21:00からのポコピカショータイム、翌日の朝はなっきー様のバルーン健康体操を経て再び茨城県の大洗港に戻るわけです。
ここからは前日とほぼ同じ流れなのでサクッとダイジェストでご紹介。
まずはポコピカショータイム。
あまりに人が集まらないので吉田船長が自前のトランペットで客集めを。
すると催眠術にかかったかのようにゾロゾロと人が集まり……
おかげで賑やかに。
さらにここで船長から嬉しいお知らせが。
「翌朝のなっきー健康体操に集まって頂いたお客様には、私からここでしか聞けないフェリーのお話もさせて頂きますよ」
その甲斐あって、翌朝の健康体操にも皆様ご参加頂き快調にスタート。
皆様しっかりなっきーの催眠にかかっております。
全員キョンシー。←知ってます? キョンシー。
お約束通り、吉田船長のフェリー豆知識コーナー。
ほんとに船長かと疑うほどの流暢なフェリーセミナー。
「ちょうどいいや、これ借りよ」と、バルーンを使ってフェリーのプロベラの仕組みを説明。
なっきーまでもが座り込んで聞き入る異様な光景。
吉田船長が手にしているのは、ロープの縛り方ハンカチ。
「これ、売店で販売しておりますので」とちゃっかり宣伝までして笑いを取る吉田船長。
「ほ、欲しい…..」
てか、このフェリーの長でもあり、流暢なトークでイベントにも出演し、ラッパを吹き、苫小牧を知り尽くし、ブリッジでかっこよく航海士たちに指示を仰ぐこの人は一体何者なのだ!
(船長です)
船長のおかげでイベントは楽しく締めくくられ、みんなで記念撮影。
この船長、ただ者ではない。
そしてその足で「カナト!外で写真撮るよ!」と張り切るただ者ではない人がここにもう1人。
ひゃっほーい!
いえーい!
この人が一番ただ者ではないことを私は知っている。
そんなこんなでお送りしました今回のフェリーの旅。
通常はパフォーマー1人でイベント出演するためポコピカソン2人が揃って乗ることは無いかもしれませんが、奇跡は起きる、かもしれません。
たまたま吉田船長が乗る日であった奇跡や、たまたまポコピカソンとして出演することになった奇跡、そして素敵な氷の世界に巡り会えた奇跡など起こしてきたので、ないとも限りません。
そう、ポコピカソンは奇跡を起こすのです。
(なんの締めくくりなのでしょうか)
とにかく、この次はなんの奇跡を起こすのか?
そんな期待に胸膨らませ、今回のポコピカソン「フェリー編」はこれにて完結。
最後は、突風にも負けず 未来目指して突き進むぞ! と言わんばかりの2人の写真で締めくくらせて頂きたいと思います。
「おっしゃ、やったるでぇ!」
それではまた。
カナト