この日の現場は神奈川県。
とある養護学校にてポコピカソンのステージです。
ポコピカソンはいろんな場所でパフォーマンスをやらせて頂いています。
時には幼稚園や保育園、時には遊園地、時にはお祭り会場。
小さなお友達からお年寄りまで、いろんなお客様と出会い、ふれあい、そして思い出をつくります。
年齢が違えばそれに合わせた演じ方がある。
能力が違えばそれに合わせた伝え方がある。
いろんなお客様がいるということは、いろんなパフォーマンスや進め方でその場に合わせたステージを作っていくわけです。
そんな中、今回の現場は小さなお友達もいれば大きなお友達もいる養護学校。
今回も慎重に、大切に、構成や出し物を作り上げました。
考えて話し合って(いつもながら時間に追われて)作り上げたパフォーマンスを引っさげ、到着した養護学校。
当日の朝、なっきー号の車内ではいつものように戦争が巻き起こっておりました。
そう、恒例の『顔作ってないのー!』タイム。
いつも通りやないかい!
那須高原を早朝から走らせてきたわけですからね、まぁ時間がないのは仕方がないか。
なんとか特殊メイクを施し終え、現場入り。
この日のステージは食堂だと聞いていたのだけれど、入ってビックリ!
食堂とは思えない、見事な舞台が作り込まれていたのでした!(なにより広い!)
でも所々に食堂を感じさせる味のある可愛いイラストも。
そんな楽しみ方もしつつ、ステージを作り、小道具をセッティング。
音響を組んで、音チェックも済ませます。
ショータイムは10:30から。
モタモタやっているわけにはいかない。
いつものように慌ただしく準備を進めます。
10:00がすぎ、残り30分で本番を迎えるという頃…..。
バタバタと着替えをしながら、相変わらずやれ前髪だのやれメイクだのとギャーギャーうるさいなっきー様と、黙々と着替える静かなカナト。
そんな中、担当の先生がノックをして控え室にいらっしゃいました。
まだショータイムまでは少し早いけど、どうかされたかなと思ったら、
「あのぉ…..すみません、なっきーさんもしかしたらマイク…..入ってるかも」
なんてことーーーー!!!!!
エエエエ!!!Σ(゚ロ゚!(ºдº;;;;))ナンテコトー!!!
ミュートにしておけとあれほど言ったのに!
なっきーめぇ!!!
先生、「もしかしたら」じゃないです、ギャーギャー騒ぐなっきーの声が思いっきり入ってましたよね?
すでに会場でお待ち頂いていたお客様、お聞き苦しいなっきーの大騒ぎ、大変失礼しました。
当のなっきーはというと「変なこと言ってなかったよね? 言ってなかったよね?」
いや、変なことよりなにより、あれだけギャーギャーうるさくしてたのがステージのスピーカーから流されてたかと思うとおぞましいわ。
気をつけてほんと。
…….てな事件もありつつ、緊張感のないポコピカ2人は「そろそろ時間です」のお呼びがかかるまで控え室で遊び放題。
真面目な生徒なっきーと、
不真面目生徒カナトの『先生と生徒ごっこ』。
だって控え室が教室だったんだもん!
(でもそれだけリラックスできていたということか)
てゆうか2人とも時計見て! もう本番の時間。
お呼びもかかり、そそくさと会場入口に移動。
↑本番直前です。
なんやかんやと慌ただしいのはいつものこと。
いざ本番を迎えるとスイッチが入ります。
タンバリンひとつでこの豪快さ。
お気づきだろうか。
いつもよりよけいに開いております。
先程のマイク事件をなかった事にするように、挽回するように、大きく大きく開いております。
開くのは足だけではない。
お口もおめめもパックリ。
カナトは全身の毛穴が開き、汗ダーダーです。
今回は久々に登場した『くじ引きBOX』。
やりたいことがたくさんありすぎるので、お客様に決めてもらおうという魂胆です。
まずはなっきーのお得意芸。
割れんばかりの手拍子で会場中が応援してくれます。
カナトも「負けちゃおれん!」と、対抗します。
このドタバタ劇は文章では表せないので、ぜひ生でご覧下さい。
そして、次のくじ引きはカナトのお得意芸。
不思議ワールド全開。
(注:なっきーもタネを知りません)
もちろんお友達にお手伝いしてもらうシーンも。
今回のお友達は本当にいい味出してくれました。
ありがとねー☆
今回は写真を見返すと「これなんのシーン?」というのが多い。
でもなんだかしらんが、2人ともとにかくノリノリで楽しそう。
そしてあっという間にラストの曲。
お客様と一体になり楽しめたのが、今回は特に感じられました。
お母さんお父さん、そして職員の皆様も一緒に参加して、一緒に笑って、本当にあっという間の60分でした!
本当に、なんて楽しいんだろう。
冒頭にお話しましたが、年齢に合わせた演じ方、能力に合わせた伝え方をいろいろ考えて悩んで作り上げた僕たちのステージは、こうやって会場中が一体となって楽しむことで、かけがえのない思い出となります。
それを心から感じることが出来たとても素敵なひと時でした。
そしてなんと!
ショーのラストには、サプライズプレゼントまで頂いちゃって♪
施設の手作りジャムやその他もろもろ、本当に嬉しすぎるぅぅぅ!
(この後ケンカになりそうなくらい白熱して分けっこさせて頂きました 笑 そして帰って早速全てのジャムを食させて頂きました。もう大大大満足の美味しさ! すぐなくなっちゃいそう!)
一緒に遊んでくれたみなさん、ポコピカソンを呼んでいただいた職員の方々、本当にありがとうございました!
ショーを終えて、それぞれの後片付けをしている中、なっきー様がまた騒いでいます。
今度は嬉しそうに。
「ねえ、カナトカナト、これ撮ってくれた?」
皆さんで作っていただいたこういう装飾に、優しさと、どれだけ楽しみにしていてくれたかが伝わってきます。
なっきー様もご満悦。
さらに。
職員の方にぜひ食べてみてと紹介されたのが…..
デーン! みかんパン!!!
割ってみると
みてこれ、みかんの餡がどっしり!
そして食べてビックリ!
みかんよりもみかん!!!!
ミカン…(「🍊 ・ω・)「🍊ミカンヨリミカン
なんじゃこれはーーーー!!!!!!
美味しすぎるーーーー!!!!!!
ネットで調べたら、すぐに売り切れちゃうほどの人気商品なんだとか。
ふたりして、もうみかんパンのトリコ🍊
なっきーなんて、手土産用に買ったのに「手土産にするのやめたいくらい美味しい。もっと買えばよかった」と残念がる始末。
いやぁ本当に美味しかったです。
なんかもう、楽しいし美味しいし、本当にうれしい一日でした!
また来るよ、絶対。
カナト